ドイツの葬儀

ヨーロッパの葬儀の事情は国ごとに異なっており、イギリスにはイギリスの、ドイツにはドイツの葬儀文化が存在します。日本人でも英語学習等を通じてイギリスの葬儀に触れたことはあるでしょう。彼らは自然との共生を大切にしており、それが葬儀にも活かされています。故人の位牌は公園のような墓地に撒かれ、そこにお花や広葉樹を植えることで故人を偲びます。ではドイツの葬儀はどのように行われているのでしょうか。ドイツ人もイギリス人に負けないくらい情緒が豊かで繊細なのは皆さんもご存知でしょう。多くの詩人や芸術家を生み出しています。一方、技術力も世界をリードするレベルにあり、工業先進国として知られています。そんなドイツの葬儀は、教会の影響を強く受けています。そもそもドイツはヨーロッパの中では後進国でした。イギリスやフランスが先に工業国となり、後れを取ってきたのです。ですから古い時代のドイツといえば広大な自然を有する国で、ライン川や古城といった中世の街並みを彷彿とさせる地域でした。そしてこの雄大なドイツに溶け込んだのが教会でした。カトリックもプロテスタントも急速に広まり、教会が葬儀文化を醸成してきたのです。例えばカトリックの信者は長らく教会の指導で土葬を続けてきました。その影響は現在にまで及び、土葬が主流となっています。政府は近代に入ってから現代化を推し進めたのですが、火葬はそれほど浸透していないのが実情です。とはいえ、土葬自体が悪いわけではなく、ドイツの葬儀は厳粛で美しい文化を象徴しています。

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